・ maniMANIA top海外 top
WALT DESNEY WORLD
ウオルト・デイズニー・ワールド

WALT DESNEY WORLD

ある日、ディズニーランド(アナハイム)にいたW.デイズニーは、 1日中パークで遊んで帰る家族を見ていました。

ディズニーランドは、家族に楽しさを与えるという役割は完璧に行なっている。
しかし、W.ディズニーは、あることに気が付きました。

「確かに、みんな楽しかったと言って帰ってくれる。それは非常に満足している。
しかしディズニーランドを一歩外に出ると、もうそこは現実の世界であり、夢の世界ではない。
一気に現実に戻ってしまうのだ。
パークの外に出てもまだ夢の世界が持続している世界は作れないのだろうか?」

これがウオルト・デイズニー・ワールド(以下WDW)の最初の起案です。

そしてW.ディズニーが言ったコンセプトは「無限に終ることなく改良が加えられる王国」。
フロリダ・オーランドの広大な湿地帯に27,400エーカー(3400万坪)という 日本では考えられない広大な敷地を有しています。
W.ディズニーの計画を実現するにはこの広さが必要でした。
ちなみに、この面積は、これらの面積に匹敵します。
 ・ニューヨークマンハッタン島の約2倍
 ・ディズニーランド(アナハイム)の250倍
 ・東京都世田谷区の約2倍
 ・山の手線の内回り面積の1.5倍
いかに巨大な施設であるかが理解して頂けるでしょうか。

この広大な敷地の中には大型テーマパーク(4)、ウォーターパーク(3)、 18ホールのゴルフ場(5)、直営ホテルがあります。
さらに、ショッピングモール、オフィシャルホテル、サーキット、野球場、 キャンプ場、居住住宅…など、かなりの種類の施設を有し、 その中をバス、モノレール、船という交通機関が網羅しています。
ギネスブックも認める世界最大のレジャー施設です。

WDWのメインテーマは「自然と人間が共存できる理想的な未来都市」。
このテーマは、現在では非常に分かりやすい。
同じ敷地に未来都市(EPCOT)と大自然(アニマルキングダム)が共存していることでよく分かります。
またWDWは、デイズニーの遺言で「どんなに開発をしても全面積の30%は自然のまま残し、 手をつけてはならない」とされています。

WALT DESNEY WORLD

■WDWにまつわるエピソード
W.ディズニーは、WDWの土地探しをしている際に「ミシシッピー川より東」で 「ロス同様に温暖な気候」という条件を付けていました。
候補地はいくつかあったが、 場所の位置からアメリカの中央という理由からオーランドに決定したようです。
なぜ中央にこだわったかと言うと、ロスがあまりにもアメリカの端にあったためで、 統計では集客率はアメリカ国民の30%程度だったそうです。
集客率を上げるためには、どこからでもゲストがこれる位置であることが重要です。
当時のオーランドは人口10万人程度(ロスが250万)での未開の田舎都市で、 土地も安かったようです。
W.ディズニーが購入したときの価格は、1エーカー(約400u)が$180だったとか。
この時、すでにW.ディズニーという名前は世界中に知れ渡っていたので ディズニーが土地を買っていると分かった時点で価格が急騰する可能性があったので、 購入者は公表されずに契約がされました。
当時の地元マスコミでも「謎の人物がオーランドの広大な土地を買い占めている」と報じられていました。

WDWは、W.ディズニーの計画の上では「ディズニーワールド」という名称でした。
しかしW.ディズニー自身は、完成を見ることなく亡くなりました。
そこで後を継いだ兄ロイ・ディズニーによって正式に「ウォルト・ディズニーワールド」 という固有名詞を付けた名前に命名されたのです。

ここに非常に面白い実話があります。
WDWでは、800万匹のメスのカブトムシが放されています。
何故か?…それは害虫駆除のためです。
メスに限定しているのは、オスは飛ぶのが苦手なのでメスだけにしたとか。
一切農薬を使わず、効果的に害虫駆除をする最善の方法とのことで、なんともディズニー的ですね。

WALT DESNEY WORLD

<主要テーマパーク以外の施設たち>

3大ウォーターパーク
 
■リバーカントリー
1976年オープン。WDWでは最初のウォーターパーク。
規模こそ劣るが、自然の景観を利用しているところはどことなく安らぎを感じる。
プールは湖と直結しているので開放感は格別。

■タイフーンラグーン
フロリダには、毎年いくつかのハリケーンがやって来ます。
ある時、とてつもないハリケーンがWDWを襲いました。
嵐が去った後を見ると、船はひっくり返り、小さな池ができていました。
建物も傾き、山の頂上には船が乗っていました。
あまりにもすごい光景で、人々は落胆するかと思われたが、 この残骸をウォーターパクーとしてレジャー施設にしてしまいました。
これが「タイフーンラグーン」です。
(もちろんコンセプト上の話)

89年6月に誕生した、このパークは、22万7000uという広大に敷地を有しています。
レジャー施設としては、世界最大(高さ)の人工波を作り出すことができるプール。
またここには「シャークリーフ」という、 本物のサメと一緒に泳げる(シュノーケリング)プールがあります。
もちろん小型で人を襲わないサメです。

■ブリザードビーチ
現在、WDWにあるウォーターパークの中で もっとも新しいものが95年4月に誕生した「ブリザードビーチ」。
常夏のフロリダに異常気象で大雪が降りました。
そこで慌ててスキー場を作ったら、今度はその雪が解けてしまいました。
仕方なくプールに変更した所、これが大人気。
これが「ブリザードビーチ」です。
(もちろんコンセプト上の話)

しかしディズニーのスタッフは恐ろしい。
このパークの開発のきっかけは「フロリダに雪を持ってきてパークを作れないだろうか」 というとんでもない発想が発端。
当初は、本当の雪を持ってくるつもりでいたそうです。
さすがにそれは実現不可能ということになり、試行錯誤の上、設計されたのがこのパーク。
ここの目玉は、パーク中央にそびえる「マウント・ガッシュモア」という山。
この頂上に高さ10mのスキージャンプ台があります。
そこから一気に下るウォータースライダーは世界最高・世界最速(時速90kmに達する)のもの。
常夏の環境の中に、雪山やスキーリフトなど、なんとも不釣合いなものが多いパークでもある。
それがまた面白い。

 
WALT DESNEY WORLD

■ダウンタウン・ディズニー(97年8月オープン)
ワールド・オブ・ディズニー。
世界最大のディズニー専門店。96年10月オープン。
売り場総面積4645u。全部で12のコーナーに分かれています。
中には、高さ7.6mのおもちゃの山もあります。

■ドライビング・エクスペリエンス・ワールドスピードウエイ
やたらと長いこの施設、パークという存在ではなくて早い話が「サーキット」。
毎年、1月にこのサーキットでインディが開催されます。
インディと言っても「インディ200」といわれる、競馬で言えば地方競馬のようなもの。
でも正式なカーレースである。

この「ウォルトディズニーワールド・スピードウエイ」は、50,000人収容が可能です。
チェッカーは当然、ミッキーマウスが振ります。
優勝者は、ディズニーのパレードに参加できるという資格ももらえます。
1月にしか使用しないこのサーキットを有効活用しています。

リチャード・ペティのプロデュース(インディの選手)で実際にこのコースを運転できます。
ちなみにリチャード・ペティとは、現役時代に200勝した伝説のレーサーで、 カーレースファンの方ならご存知でしょうか。
コースはグローバルコース(テストコースみたいな円形の単純コース)しかありませんが、 遊園地のようなゴーカートではなくて本物のレーシングカーを使用しています。

走るにもいろいろと設定があります。
単純に「体験」というものは、プロの横に乗って走ってもらうもの。
それと実際に自分でハンドルを握るものと分かれます。

自分で運転する場合は、コースを走る前にかなり詳しい講習を受ける必要があります。
そりゃぁ、1台何千万もする車を素人に預けるのだから、事故でもされたものなら大変ですからね。
講習はすべて英語なので、かなりの英語能力がないと辛いようです。
日本語フォローはないそうです。
ちなみに「3周・$89.99」「8周・$329.99」「30周・$1099.99」らしい。
ちなみに30周がインディ開催時の規定周回数。
お金と時間と英語力があれば、やってみるといいかも。
9〜11月のみの実施で完全予約制のようです。

■WDWインターナショナル・スボーツコンプレックス
WDWにある総合スポーツ施設。
このエリアには、7500人収容のスタジアム、5000席の陸上競技場、 12面のテニスコート、25種目以上の個人・団体競技を想定した施設が集まっています。
また、メジャーリーグ4球団の練習グラウンドもあります。
日本からの旅行者にはあまり利用価値はないが、見学ということであれば、 メジャーの選手などを間近に見られるかもしれませんね。

■ゴルフコース
これだけ広大な土地を持っているレジャー施設ならゴルフコースくらい持っていて当たり前。
でもでも「当たり前」ではない!なんたって6つものコースを備えています…
・イーグルパイン・コース
  全米トップ50に入る名門コース。
  練習用グリーンがミッキーの顔になっていることで有名。
・マグノリア・コース
  6番ホールに「ミツキーバンカー」があることで有名。
・パームコース
・レイク・ブエナビスタ・コース
・オーク・トレイル・コース(9ホールコース)
・オスプリー・リッジコース

WALT DESNEY WORLD

ページTOPぽそぽそcafe indexmaniMANIA top海外 top